- 行事報告 -
行事報告一覧に戻る

はるかのひまわり

2021年5月19日

阪神大震災で亡くなったはるかさんの自宅跡に、震災の年の夏に咲いたひまわり。
はるかさんが可愛がっていた、お隣の家のオウムの餌だったひまわりの種から育って咲いた花から出来た種を地域の方が集め、「はるかのひまわり」と名付けて大切に育て、「はるかのひまわり絆プロジェクト」として種を全国に届けておられます。
生育し咲かせていく過程で、災害や命の尊さを再考する機会を持ってもらうという活動ですが、今回その種から育った苗をいただきましたので、岐阜老人ホームでも皆の笑顔のような大輪の花が咲くように、豊年畑で大切に育てさせていただきます。




人の一生がいつ終わるか、それは自分自身でも分かりません。
朝「おはよう」と言った人に、夜「おやすみ」と言えないかも知れません。
「行ってきます!」と出かけた家に「ただいま!」と言って帰れないかも知れません。
今日喧嘩した人に明日「ごめんね」と言えないかも知れません。
「また明日ね」と言った、「明日」はないかも知れません。

身近な人が亡くなると、人は必ず「ああすればよかった」「こうすればよかった」と後悔します。亡くなった後で後悔しても遅いと分かっていても、それでもやっぱり人は後悔する。先に逝く方も残された方も、後悔は少ない方がいいと思う。
だから、今生きていられることや、自分のそばにいてくれる人のありがたさを今一度考え、感謝の気持ちを忘れずに、自分のため・人のために一日一日を大切に生きていきたいものです。